フリーランス(個人事業主)は食いつなげない

政治・経済
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近年、多種多様な働き方が広がり
Wワークやフリーランス
(※以後、個人事業主、小規模法人を含めフリーランスと呼びます。)
を始める方も増えています。
大企業が正社員に対し雇用方法を
「業務委託に変更する」って話も聞きます。
フリーランス、業務委託なんて言葉は
正規雇用の立場だとあまり馴染みは
無いかも知れませんが
今の世の中いつ何が起こるか判りません。
今回、少し調べてみましたので記事にしたいと思います。

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業務委託ってどんな働き方?

フリーランスも小規模事業者も他の会社から
仕事を貰って、業務を遂行し、対価を受け取る
と言う業務委託契約を行って仕事を行っています。
いわゆる下請けってやつです。
業務委託とはその仕事を受けそれを遂行する
その仕事の責任は委託を受けた自分にあると言う働き方です。
業務委託で仕事を行う場合、基本的に、開業届けを役所に出し
自分で税金を納め、自分で保険に加入する事になります。
それに対し、正規、非正規雇用者は、会社が税金や保険の計算
を行ってくれます。ただ給料を貰うだけでしっかり納税されていますよね。
業務委託で仕事をしている人は全て自分で
行わなければなりません。

事業収入と給料収入

まず事業収入通帳と給料収入通帳が有ったとします。
業務委託で働いてその対価を受け取ると
そのお金は事業収入通帳に入ります。
税金を計算する場合、そこから事務所家賃やリース代、人件費等
を引いた金額に対し税金を計算して税金を払い
その中の人件費に対し再び、正規、非正規雇用者と同様に
税金を払う仕組みです。
そして、人件費から税金を引かれた金額が
給料収入通帳に入ります。
雇用者は会社から直接、給料収入通帳に給料が振り込まれます。
どちらも給料収入通帳は個人の通帳ですので
自由に使って良いお金になります。

何故食いつなげないのか?

今回のように、コロナが原因で業務委託の仕事が
一時的に無くなったフリーランスが食いつなぐ為に
仕方なく短期の派遣に行こうかなぁと考えたとします。
パソコンは扱えるし少しでも収入になるしと応募すると
マイナンバーと個人口座番号を求められます。
フリーランスは自分で申告を行っているので
そこで、税金はどうなるの?って考え始めます。
自分が働いて稼いだ収益だから事業収入でしょ?
それが間違い。偽装請負と疑われるのです。
派遣での収入は事業収入には入れられません
そのまま個人の収入になります。
振り込まれた収入をわざわざそのまま事業収入通帳に
入れて「事業収入ですからー」と言っても
税務署に偽装請負が疑われてしまうのです。
最近では派遣会社もマイナンバー必修になってますし
振込先は必ず個人名義の通帳ですので
マイナンバーとの紐づけが機能すれば
個人の収入が税務申告した金額と変わってしまいます。
そもそも、偽装請負は労働者保護の観点から禁止されており
税金逃れや無保険者を無くす為の処置らしいのですが
フリーランスは保険に入ったり税申告を行っている身なので
変な話です。

食い繋ぐ為の短期の派遣のバイトの筈が

食い繋ぐ為の短期の派遣のバイトです。
その間の派遣のバイト料が25万円だったとします。
事務所もリース代もそのまま払わなくてはなりません。
まず、25万円から税金を引かれた額が給料収入通帳に入ります。
そこから事務所家賃やリース代を払う事になります。
通常の事業収入なら25万円から事務所家賃や
リース代、人件費を引き、残った金額に税金がかかります。
当然、儲かってはいないのに個人の給料収入は
増えた計算になります。
この同じようで大きく異なる仕組みが有る限り
フリーランスは簡単には派遣のバイトにも行けず
食い繋げないって事になります。
屋号ではなく自分の通帳で事業収入管理していた方は
ここいらへんの認識の違いや他からの収入を
雑収入に計上した為に月次支援金の
無限ループに陥った方も
いるのではないでしょうか?

業務委託は簡単には手に入らない

フリーランスで生計を立てている人は
エージェントと契約していたり
何処かの会社から直で案件をもらっていたり
ある程度安定した仕事量を確保していたと
思います。
そこが急に無くなったら?
新しい業務委託案件を探すのも
今の時期、解雇や倒産で仕事自体が減っており
1つの業務委託案件に50人のフリーランスが
応募している事もザラです。
そんなつなぎの時にPC入力やワクチン受付の
派遣バイトが使えたら良いんですけど。
偽装請負対策の為にハードルが高いんですよね。
労働者保護の為の法律が労働者の働ける範囲を
狭めているのです。

まとめ

開業届けを出しているフリーランスで自分で税申告を行っている
人は、3ヶ月程度の短期派遣での収入を事業収入として申告する事を
国、税務署が認めてくれれは良いと思います。
人として食う為、事業継続の為ですから。
それでこの緊急事態でも食い繋ぐ事も出来るんですけどねぇ。
1~3人位の小規模事業者なら
今、売り上げが少ないから社長自ら
給料を払う為に、派遣に出稼ぎに行って来る!
とか、今の時代有りそうですけどね。

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