どうなる?DeepSeekショック

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今、巷で騒がれているDeepSeekショック、
中国のAI(人工知能)開発企業、DeepSeek(ディープシーク)が、
OpenAIの最新モデル「ChatGPT o1」と同等性能を持つ、「DeepSeek-R1」を
オープンソース(MITライセンス)で2025年1月20日に公開したのだ。
これにより、AIの勢力図が変わるのでは?と各方面がざわついている。
deepseek

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DeepSeekはオープンソース

現在、「ChatGPT o1」は、月額200ドルで提供されているが、
「DeepSeek-R1」は、無料で利用出来る。
同等の性能なのに無料なのだ。
専門家によると、DeepSeekはスタートアップ、まだ知名度が低い為に、
利益よりも知名度とシェアアップを狙ったのではないかとの見解だ。
Googleもそうだったが、この業界は、最初に大きく赤字を出してでも
知名度とシェアアップを優先する事が成功の秘訣でもある為、
十分納得出来る戦略だ。

後発の優位性

これもこの業界の特徴の1つだが、
早過ぎても、遅過ぎてもダメと言うジンクスが有る。
次々と新しいものが生まれる業界なのだが、
今までの成長を振り返ると、新しい事を初め、
それが人々に浸透し始めた頃に一気にまくる。
その企業が覇権を握る事が多い。
上手くやれば、先発企業の弱点を補い、優位性を付け、
少ない投資で先発を超えた事業展開が出来るのだ。
これはタイミングで、早過ぎても遅過ぎてもダメ。
丁度良い頃合いが有る。
それは、後になって結果が出てからしか判らない。

DeepSeekの優位性

DeepSeekは、高性能なのだが、性能の高いGPU(画像処理半導体)の
依存度が低いと言われており、そうなれば、現在、半導体で一強が続く米NVIDIA(エヌビディア)製の
GPU(画像処理半導体)の依存度も下がると考えられる。また、消費電力量も既存のAIよりも下がると
言われているので、コストも下がる。
それに加えて、無料なのだ。
OpenAIの「ChatGPT o1」と同等性能ならば、
シェアを一気に奪う可能性は十分にある。

株価にも注視せよ

米NVIDIA(エヌビディア)とその関連企業は、
株価でも右肩上がり、高い注目を浴びてきたが、
今回、DeepSeekが出て来た事により
盤石とは言えない状況になるかも知れない。
まだ、公開されたばかりのDeepSeek。
今後、本格的にOpenAIとシェア争いをするようになるのか
今後の動向に注視していかなければならない。

まとめ

「DeepSeek-R1」が「ChatGPT o1」と同等性能と言われているが、
今後、多くの有識者に「DeepSeek-R1」は検証されて行くだろう。
今の段階では、「DeepSeek-R1」が、本当に、低コストなのか、高い性能なのかは、未知数。
無料で高性能という優位性を持って現れた「DeepSeek-R1」、AI界隈の覇権争いからしばらくは目が離せない。

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追記

この記事を投稿した1時間後に、新たなニュースが飛び込んできた。
それがこちら。


中国「DeepSeek」関連するとみられるグループがオープンAIデータを不正に入手か 米メディア伝える。
参照元:TBS NEWS DIG
なんと、DeepSeekがOpenAIのデータをぱくっていたかも?と言う記事だ。
真相はまだわからないが、米国vs中国のAI覇権争いの激しさが増して来そうですね。

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