国葬は日本にとってメリットがあるのか?

kokusou 政治・経済
スポンサーリンク

安倍元首相の「国葬」が、東京 日本武道館で
9月27日に実施されます。
国葬には国民の反対意見も多く
今なお是非が問われており
岸田文雄首相はテレビ放送を入れて
「国会で国葬説明」をすると言っていますが
中止する事は頭に無いようです。
国葬の実施理由のひとつに挙げられるのが「弔問外交」
果たして日本にそのメリットは有るのでしょうか?

スポンサーリンク

弔問外交と言われているがトップが来ないと意味が無い

安倍元首相の外交人脈はすごく
各国のトップが弔問に訪れる為
岸田文雄首相と会談する機会が出来
外交人脈の引継ぎが出来ると言われていますが
安倍元首相は銃撃でお亡くなりになられたのです
銃社会では無い日本で。
そして、今日本は、国民の政府への不満、
社会への不満も高まっています。
それを知る海外トップが自ら弔問に訪れる
とは考え辛く、No2、No3クラスの弔問に
なるのではないかと考えます。

テロ組織の格好の標的になる

仮に各国のNo1が弔問に訪れたとしても
日時も場所も決まっています。
現実に銃撃が起こった日本で
テロが起こらないとも限りません。
もしテロが起こり、各国のトップの誰かに
死傷者が出た場合、日本の責任問題が世界中
で巻き起こります。

警備に莫大な費用がかかる

ここまで考えただけでも警備に莫大な費用が
かかる事が予想出来ます。
6000人規模の海外要人が訪れる予定らしいので
発表された費用2.5億円では足りる筈がありません。
日本全国の警察も駆り出されるでしょう。
報道では警備だけで約26億円の試算とされていますが
この手の試算が当たった事はありません。
オリンピックの時を思い出せば判ると思います。

安倍元首相の葬儀は7月12日東京港区の寺院で営まれ済み

故人を見送る為に国葬を行うという意見も有りますが
政府や与野党の幹部らが手を合わせるなどして
安倍元首相の葬儀は7月12日東京港区の寺院で営まれ済みです
安倍元首相の支持者には今までの功績を考えて国葬!
って方も多いようですが、もう政治に利用せずに
静かに見送るという考え方もあると思います。

上皇ご夫妻は大規模な葬儀を望んでおられない

これは結構重要だと思うのですが
上皇ご夫妻は、2013年に
大規模な葬儀を望んでおられないという
意向を公表されています。
仮に安倍元首相の国葬が行われた場合、
大規模な葬儀を望んでおられない
上皇ご夫妻の対応はどうするのでしょうか?
国葬より下の葬儀という事は
あり得なくなりますよね。

旧統一教会の広告塔になる可能性

安倍元首相と旧統一教会の関係が
今なお問われていますが
今後、旧統一教会の活動において
私たちを支持した方は日本で国葬された人物として
安倍元首相の国葬が利用される可能性もあります。

まとめ

国葬は日本にとってメリットがあるのか?
考えてみましたが、あまりメリットは無いようです。
また、テロにしろ、爆発物を仕掛けるだけでなく
例えば、高放射能物質をドローンに仕込んで散布
するとか、簡単な方法を沢山考える事が出来ると思います。
あらゆるテロを未然に防ぐ能力はまだ日本には無い気もします。

【9月26日追記】G7から大統領・首相級の出席者はゼロ

2022年9月24日G7から大統領・首相級の出席者はゼロとの
報道がありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3609843d56e61e9b81df6e4c3c59cde59874539f
また、国葬の費用は16億6千万円に膨れ上がり
賛成約40%反対60%と国葬反対派が国民の半数以上です。
国葬の決断は岸田総理がおこなったとされていますが
世論の反発がおさまらなかった場合、自民党も
いざとなれば岸田総理一人に責任を押し付けるのではないでしょうか。
結局、日本の歴史に安部元総理の国葬を
最も刻み込みたかったのは旧統一教会
その思惑通りになってしまっただけだったって気がします。
歴史は消せませんからね。

タイトルとURLをコピーしました